いちご農園訪問レポート

いちご畑花園高荷会長といちごソムリエ有志

埼玉県深谷市の「いちご畑花園」さんに、いちごソムリエ有志で視察訪問に伺ってきました。

いちご畑花園 | 花園インターからすぐ!!埼玉のいちご狩りはいちご畑花園へ。

12月のいちごソムリエ交流会の栽培勉強会では、「いちご畑花園」の高荷会長さんにご協力頂きました。

高荷さんのお話は親切でわかりやすく、参加のいちごソムリエさんも興味津々。高荷さんの農園に行ってみたいと思われたかたも多く、今回の視察が実現しました。

<交流会レポート>

第5回いちごソムリエミーティング(交流会)を開催しました! – いちごソムリエ検定

「いちご畑花園」さんは、様々な受賞歴のあるベテラン農家さん。

以前は複数の品種を栽培される観光農園でしたが、「あまりん」を始めとした埼玉県品種の人気上昇により、「あまりん需要」に供給が追いつかない状況になっています。

そのため現在は、「あまりん」9割、残りを「かおりん」「べにたま」とし、いちご狩りではなく、直売所販売というカタチに変更されました。

「あまりん」の栽培規模としては日本最大限。

それでも販売すれば売り切れてしまい、整理券を発行されている状態です。

「あまりん」は元々、品種特性として収量がとれるタイプではありません。埼玉県内でも少しずつ栽培面積は増えているとのことですが、いちご狩りでは、現在のニーズに追いつかない状況です。

今回は

「あまりん」「かおりん」

そして試験栽培中の新品種2種も試食させて頂きました。

年明けに収穫が始まったばかりの「あまりん」と「かおりん」。

大粒で味がのっています。

「あまりん」の濃い甘味とジューシーさ、程よい噛み応えのある食感、舌触り、

高い糖度と、ただ甘いだけではない程よい酸味が、華やかな香りと相まって口中に広がります。後味まで美味しく、たまらない余韻があります。

この絶妙なバランス、本当に素晴らしい。

様々な地域で新品種が育成されていますが、収量性、早生性、耐病性を重視して育成されることが多いなかで、品種としてもこれだけ味重視のいちごが誕生すると、そこは一線を画して選ばれるのも納得です。

そこに更に生産者さんの栽培技術、管理が加わり、

より一層、質の高いものが出来上がっていきます。

「いちご畑花園」さんは高設栽培の養液管理をされています。

温度、湿度、CO2濃度、水分量などをデータ化し、味にこだわって、衛生的に管理されています。

試食させて頂いた新品種は、埼玉ブランドではないですが、それも濃い甘味で美味しかったです。

「作り込めばもっと美味しくなると思うんだよね」とお話される高荷さん。

埼玉いちごの実情や今後の展望など、様々お話をお聴きしました。

お忙しいところ、親切丁寧に、

ゆっくり時間を割いて下さいました。

皆さんに愛されるいちごを3品種連続で誕生させ、全国いちご選手権の結果も後押しし、圧倒的な人気に駆け上がった埼玉いちご。

まだまだ需要に供給が追いつかない状況ですが、量を増やそうとすると、品質や良いイメージを維持することなど、次の課題に直面されるのは、他の地域も同じことが言えます。

私たちいちごソムリエとしては、そんな背景も気になるところです。

高荷さん、農園の皆さん、

お忙しいところ、ありがとうございました!

レポート:いちごソムリエアドバイザー 勝田紀久子